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「ウドンゲ」と「まほろば」

2008/07/23 00:25
7月前半の観劇。
どちらも登場人物は女のみ。
どちらも面白かった、種類は違うけど。

「ウドンゲ」
作/赤堀雅秋  演出/G2&3軒茶屋婦人会
出演/篠井英介 深沢敦 大谷亮介
会場/ベニサンピット

いるいるこんなおばさんたち・・・。
どちらかといえば静かな会話からだんだんと物語の核心に迫って行くのだけど、
思春期の女の子って、そ〜んなたわいないことで友達失くすんだよね、
なんて思ってしまう話をおばさんにしか見えない男性三人が演じている。
あぁ、おもしろい・・・。
篠井さんと深沢さんはそのままなのでいいのだけど、
いちいちスリッパを履く仕草とか、大谷さん、この稽古期間中は日常生活もこんななのかしら???
あぁ、ほんとかわいい・・・。
何年ぶりかのベニサンピットだったけど、好きな空間のひとつだ。


「まほろば」
作/蓬莱竜太  演出/栗山民也
出演/秋山菜津子 中村たつ 魏 涼子 前田亜季 黒沢ともよ 三田和代
会場/新国立劇場小劇場

いろいろな年代、立場の女が六人。
舞台上で繰り広げられる会話は面白く、切なく、痛い。
人物はありがちでわかりやすい設定なのに、出てくる言葉は型にはまらず、
脚本、演出、役者の巧さが滲み出る舞台だった。
女ってパワフルだなぁ。


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修道院に思う。

2008/07/14 23:38
1泊2日の函館旅行。相方の北海道バイクツーリングに合わせて行って来た。
朝一番の飛行機で相方の函館到着までにはまだ時間がある。空港近くのトラピスチヌ修道院に行ってみた。

観光バスが到着して団体旅行の人達が一度にやってくるけど、あっという間にいなくなる。ゆっくり歩いて10分ほどの見学コースと売店、展示室等、見るところは確かに少ないが・・・

壁1枚隔てた先では、現実に修道女達が祈りと労働の時間を過ごしている。厳格な修道院に入り、神に祈りを捧げ続ける生活を選んだ気持ちは余人には解らない。

もし自分が俗世を捨てて生きて行かなくてはならない状況になったら・・・
仏門に入ることはあっても、修道院に入ることはないだろうなぁ。

交通手段の少ない場所でバスを逃してしまい、湯の川の市電の駅まで約1時間。ぷらぷら歩きながらそんなことを考えてしまった。

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函館から帰京

2008/07/13 23:02
ほんの3時間半前、函館空港にいた。
約3時間で自宅に到着。すごいな〜。
混んでたら鴨川からもそんな時間じゃ帰れないのに・・・。

詳細は次回。(ホントか!?)

今日は眠いので、寝ます。
しかし、東京は蒸し暑いな〜。
じっとり、べっとり、やだな〜。
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あかさかさかす

2008/06/29 11:59
芝居を観に赤坂に行って来た。
最近、芝居が絡まないと都会に行かない。人混み苦手。
赤坂サカスは別に何ということもない複合エリアで、やっぱり芝居が絡まないと行かないだろうなぁ。
ACTシアターの今後のラインナップからしても、たぶんあまり縁のない場所。

観て来たのは「かもめ」。



作/チェーホフ 演出/栗山民也
出演/藤原竜也 鹿賀丈史 麻実れい 美波 他

戯曲は読んでいたけど、う〜ん・・・
言い回しが小難しいし、派手な芝居でもないし、周囲は船漕いでる人続出だった。
鹿賀丈史、好きな役者さんだけど、トリゴーリンを演るにはやはり年齢的に無理がある。
麻実れいよりも若くさえ見えないのに・・・
芝居全体の印象がこのキャスティングでだいぶ違うだろうな〜と思うと、残念だ。
一番印象的だったのは美波。
清潔感のある可愛らしさが暗い舞台の唯一の明かりだった。
「エレンディラ」観とけばよかった。今後に期待できる若手。

休憩込み約3時間の上演時間でちょっと疲れたので、
さっさと帰途についた。
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こっそり・・・

2008/06/22 15:39
再開・・・
続くのか?

週末、雨なので家で過ごす。
生ゴミ処理機から異臭がしていたので、掃除。
今のところ問題なし。

やることはあるはずなのに、雨だとやる気がおきないな〜。

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2006年の忘れもの2

2007/01/12 00:30
備忘録の続きを・・・
ちょっと長いので、興味のない方は流して下さい。

『タンゴ・冬の終わりに』
美しく、哀しい舞台だった。
冬の日本海の鈍色の空と海が装置の後ろに広がっている気がした。

俳優を引退した清村盛は生まれ故郷である日本海に面した映画館に戻ってくる。
それについてきた妻・ぎんと誰もいなくなった映画館を守ってきた弟・重夫。妻を姉と呼び、狂気に取り憑かれた盛を守るように静かな生活が続いていた。
しかし、かつての恋人であった女優の水尾が映画館に現れ、更に水尾の夫・連がそれを追ってくる。
水尾の出現によって、それぞれの人物が抱いていた小さな歪みが露呈し、狂気の淵を歩いていた盛は更に深みにはまっていく。
芝居の中で象徴的に描かれる“孔雀”。
盛が子供の頃に理科室から盗んで映画館に隠したものなのだが、盛はこの既にあるはずもない“孔雀”を探し続け、いよいよ見つけ出す。しかしその胸に抱かれているのはだたのボロ布でしかない。
抱きかかえたボロ布を“孔雀”と呼び、誰にも触らせようとしない盛の姿を見た妻・ぎんは盛と歩んでいくことを諦め、その場から去っていく。
対照的に水尾はそれは“孔雀”はない、ただのボロ布だと解らせようと盛に対峙する。
そして、水尾は盛に、盛は連によって最期を迎える。

舞台となったのは60年代後半から70年代前半。
“孔雀”は何だったのか?
失ってしまった夢なのか、信条なのか、政治なのか、観る人によって様々なものに見えるのだろう。
しかし、私には清村盛という人物がぎんと水尾にとっての“孔雀”に見えた。
狂気の世界に入り込み、コントロールの利かなくなった男に女二人は何を求めたのだろう。
全てを受け入れ、寄り添うように側にいたのに、最後には諦め離れていくことを選んだぎん。
若さ故の熱情と愚かさで、自分の力で人を変えることができると信じて疑わない水尾。
結果的に水尾の行動は事態を悪化させ、本人も命を落とすことになるのだが、その姿は潔くも見える。それよりも、最後に残り、その場所で起きた事実と関わった人達すべての悲しみを背負って、ひとり生き続けなければならないぎんの姿が切なかった。

芝居の中で使われた“カノン”と“タンゴ”がいつまでも耳から離れずにいた。

2006.11.4〜29
Bunkamuraシアターコクーン
作 清水邦夫
演出 蜷川幸雄
出演 堤真一 常磐貴子 秋山菜津子 毬谷友子 段田安則 他
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2006年の忘れもの1

2007/01/05 17:41
2006年後半に観た芝居、今更だけど自分のために備忘録として、残します。

『オレステス』
ギリシャ悲劇って・・・
またしても、翻訳劇を理解する難しさというものを実感。
その時代の歴史、宗教、世界観、そして芝居を創った人々、観た人々の心理、
更には演劇についての様式や歴史・・・、と様々な知識が必要とされる。
しかし、そのすべてを網羅したとしても、
果たして“共感”したり、“共鳴”したり出来るものなのか?
ストーリーが解らないわけでもないし、うなづけるところもある。
“復讐の連鎖”といういつの時代にも繰り返されている悲劇を扱っているし、
現在の中東情勢を彷彿させる最後の演出も
それを解りやすく実感させるためのものなのだろう。
でも、今の私には、
豪華なキャスト、生のドラム・パーカッションを入れたシンプルながらも贅沢な舞台、
芝居としては楽しめるけれど、もっと深いところでの感動は得られなかった。
役者に関しては、親殺しだの復讐だのと話が話なので仕方がないけれど、
ひたすら嘆き慟哭する藤原・中嶋に食傷気味のところ、
ひょうひょうと現れる北村に救われる思いだった。

2006.9.6〜10.1
Bunkamuraシアターコクーン
作 エウリピデス
翻訳 山形治江
演出 蜷川幸雄
出演 藤原竜也 中嶋朋子 北村有起哉 他


『書く女』
作家“樋口一葉”の生涯を描く。
読んだことのある作品は「たけくらべ」、夭逝した女流作家、5000円札。
そのくらいの興味と知識しかないのだけれど、
楽しみつつ、ちょっと切ない気分で劇場を後にした。
コミカルでテンポのよい前半に比べ、
後半は時代背景や文学論など説明的な台詞が多く、
もたついて見える場面も多々あったのだが、
それを省くと一葉の成長や変化も見えにくくなりそうで致し方ない。
それでも休憩込み約3時間を長くは感じなかった。
さて、この芝居の中で、
樋口一葉という人生をなぞった時、キーになるのが“半井桃水”という男性。
観る側が一葉と桃水の関係をどう捉えるかによって彼女の人生の観え方も変わってくる。
しかし、人間一人の人生の見方がたった一人の男性に左右され、
死後も論が尽きないとは、これも24歳という若さで亡くなったゆえ?
もちろん、誰にでも身近な“恋心”が絡んでいるからこそ、
芝居として更に楽しめるのだとは思うのだが・・・
それにしても寺島しのぶは巧い役者さんだなぁ。
笑いを誘いながらもそれに偏ることなく、細やかに一人の女性の生涯を演じている。
何とも言えない色気を持った女優さんの一人だ。
そして筒井道隆はずるい!
情感豊かに表現する役者ではないし、それほど巧い、と感じることもないけれど、
役に“ハマる”のだ。どの芝居を観ても。
使い方が巧いのか使われ方が巧いのか・・・果たしてどちらなのだろう?

2006.10.2〜15
世田谷パブリックシアター
作・演出 永井愛
出演 寺島しのぶ 筒井道隆 他
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